8月27日、令和2年度北育ち元気塾第5回研修会を開催しました。
まず、JA北いぶき本所3階大ホールにて、水稲の生育状況診断の為に不稔調査、収量構成要素、刈取り適期について普及センター水稲担当職員より講習を受け、実際に「ななつぼし」・「ゆめぴりか」の稲束を用意し、塾生の皆さんで不稔調査に挑戦しました。
その後、秩父別支所農機車輌課工場にて、コンバインの日常保守点検整備についてJA北いぶき施設事業部職員より、34項目のチェックシートを活用し、実際のコンバインを前に1項目ごとに解説を受けました。
また、恒例の経営事例紹介では、雨竜町の北海道農業士 野原康文氏より経営についてお話頂き、「家族経営にこだわり、その範囲でいかに利益を出すか意識しており、そのため、成苗ポットで24ha分の育苗ハウスを上限とし、水稲を作付けしている」など、具体的な内容で経営のポイントを教えて頂きました。
8月20日、北いぶきクリーン米生産協議会(森和則会長)は、新規水稲除草剤有効成分として、昨年9月に登録された「サイラ」を含有する除草剤「ジャスタ」、「ジェイソウル」についての講習会を開催。講師には、ホクサン株式会社より担当職員の方をお招きさせて頂きました。
資料では、「サイラ」の特徴やポット試験での効果、委託試験での枯殺経過等を説明。また、残効性の長さや薬害への安全性についても紹介されました。
さらに、秩父別地区、妹背牛地区、沼田地区それぞれ計7戸の圃場でフロアブル剤を使用した現地試験を実施。事前に行われた圃場巡回で、その効果を確認しました。
質疑の場面では、生産者だけでなく参加されていた水稲担当の普及員も交え、使用のタイミングや他の農薬との併用について意見交換を行いました。