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お米

妹背牛地区

超低温で旨みを閉じこめ休眠貯蔵

妹背牛町米穀乾燥調整貯蔵施設

水分17%前後で持ち込まれた半乾籾は、米に優しいマジックドライヤー(遠赤外線フレンドリー方式)で14.5%に仕上げられ、均一な製品となって籾のまま、サイロに貯留される。1月から2月の冷たい外気をサイロに取り入れ籾をゆっくり、凍らないぎりぎりの範囲で超低温で冷やして保存し、籾を休眠状態にすることにより品質が損なわれない。出荷時に今摺米として籾摺り調整され、収穫時の鮮度を保って送り出される。

(事業主体:妹背牛町)

秩父別地区

「自然の中で目覚めの時を待つ今摺り米

秩父別町米穀乾燥調整貯蔵施設

苗を育てる段階から最善の環境を用意し、土作りを精進して1人ひとりの生産者が丹精こめて育てたお米は、ここで貯留ビンの累積攪拌乾燥方式で仕上げられ、籾のまま超冷気導入方式サイロで超低温冷却。お米を休眠状態にし、出荷時に籾摺り調整されることにより品質が損なわれる事がない。ご飯の白さが長持ちし、冷めてもおいしい「いなほの鐘」の秘密となっている。

(事業主体:秩父別町)

沼田地区

雪の冷気と適切な湿度でもみのまま冷蔵

沼田町米穀低温貯留乾燥調整貯蔵施設

約2500tの雪を利雪庫に運び込み雪の冷気を取り入れ、最適な湿度で籾を冷蔵する雪エネルギー活用施設「スノークールライスファクトリー」。

食味が新米とほとんど変わらないほどに保たれ、気温の上がる夏場にもしっかり保存するので、非常に鮮度が高い。出荷時に今摺り米として籾摺り調整され、収穫時の鮮度を保って送り出される。

(事業主体:沼田町)

防虫効果のあるハーブを畦に減農薬クリーン米減農薬クリーン米

畦畔の雑草のイネ科植物に生息し、稲をむしばみ斑点米の被害をもたらすカメムシ。JA北いぶきでは、その畦畔にハーブを植え、カメムシの防除に取り組んでいます。

農薬の使用量を大幅に減らした減農薬の環境保全型クリーン米の生産に努めています。北いぶきは「安全・安心・信頼」を合言葉に、人と環境にやさしい農の古里をめざしています。

自然との調和が息づく手が鳴らす鐘

日本穀物検定協会発表の食味ランキングにおいて、道産米を代表する「きらら397」「ほしのゆめ」についてはAランク、「ななつぼし」「ゆめぴりか」「ふっくりんこ」は特Aランクの折り紙がつけられました。

冷涼で温度の低い北いぶき地区は、稲の病気が発生しにくく、その分農薬を使用しない安全なおいしい米づくりが可能な恵みの大地でもあります。

あし萌に降る雪が育てるおいしさが自慢

北海道ならではの雪を利用した冷蔵保存をいち早く取り入れ、クリーンで環境にもやさしい安全でおいしい道産米を一層おいしく輝かせたのが「雪中米」です。

深い積雪の大地の摂理と巧みな人間の知恵が生みだしたうま味を、雪エネルギーで籾保管することにより閉じ込め、おいしさをそのまま食卓にお届けします。